3分でわかるトヨタ紡織精工

  • トヨタ紡織精工ってどんな会社?
  • トヨタ紡織精工ならではの技術って何?
  • トヨタ紡織精工を支える体制は?
  • トヨタ紡織精工のこれからは?

1.トヨタ紡織精工ってどんな会社?

オンリーワン技術で、全く新しいクルマの楽しみ方を提案する会社。

トヨタ紡織精工は、ミニバンやSUV、商用車に特化した部品メーカーです。主力製品は、シート位置を前後させるスライドレール。日本で当社のみが製造できる全長3000mmのロングスライドレールでは、世界初の助手席可動域1160mmという自由度の高いシートアレンジが可能になりました。他にも、シートの骨格部品や、リクライニングの機構部分、回転盤、足回りやエンジン周りといった、クルマの居住性や楽しみ方に関わる部品を作っており、カーライフの充実をサポートしています。

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2.トヨタ紡織精工ならではの技術って何?

高度な加工を可能にする、「ロール成形技術」。

ロングスライドレールは、1枚の鋼板を複雑な断面形状に塑性加工して作り上げます。従来はアルミや普通鋼板でつくられていたものを、「より軽量で強度に」というニーズに応えるため、ハイテン材(高張力鋼)という素材を採用。難易度の高いハイテン材の加工を可能にしたのは、トヨタ紡織精工の高度なロール成形技術でした。「1枚の鋼板を、何段階でどのような変形を経て最終形状に加工するか」を決定する「フラワー設計」により、強度を保ったまま複雑な形状の加工が可能になりました。

ロール成形による鋼板加工の流れ

ロール成形による鋼板加工の流れ

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3.トヨタ紡織精工を支える体制は?

コンパクトな組織ならではの、部署間の協力体制。

トヨタ紡織精工でこのようなものづくりが可能な理由は、技術力だけではありません。それは、縦横の組織が一体となって自由闊達に意見し合う、“サイマルテニアス・エンジニアリング”の風土があるから。製造ラインに移行した後にも設計段階に立ち返って検討を行ったり、過去の不具合情報を品質保証から生産技術へ提供するなど、全工程が情報を共有し、協力して課題解決に取り組んでいます。この体制と組織風土があるからこそ、高度な品質を実現し、軽量化・低コスト化・高機能化といった市場ニーズに応えることができるのです。

サイマルテニアス・エンジニアリング(SE)

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4.トヨタ紡織精工のこれからは?

ゼロからの製品開発。そして、海外へ。

今後はオリジナル製品の開発にも力を入れていきたいと考えています。現在は自動車メーカー様からの声をもとに製品を製造することがメインですが、これからはもっと市場に目を向ける必要があります。変化し続けるエンドユーザーのクルマの楽しみ方に合わせて、「どんなシートアレンジが可能か?」という機能提案を行い、トヨタ紡織精工のコア技術を活かした製品づくりを目指していきます。さらに、工程数の削減や全車種共通の製品の開発など、国内にとどまらず、海外にもトヨタ紡織精工の技術を発信し、クルマ社会の発展に貢献していきます。

ゼロからの製品開発。そして、海外へ。

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